オリジナルTシャツのハシリとは?
当時、アンダーウエアの「ランニング」が嫌で、かつ、ブリーフ嫌いのトランクス党だった私だが、いま一つ丸首のアンダーシャツとTシャツの区別が明確ではなかった。
Yシャツの下に透けて見えるランニングの代わりに、白色で無地のアンダーシャツが格好よかった。その下着としての白無地のコットンシャツが、細かなことはともかくとしてTシャツと同じであることを知って、一気にそれが「上着」に昇格することになった。
その「上着」に、大学の頭文字1文字を自分たちでペイントして着用したのが、私の…私たちのオリジナルTシャツの始まりだったと思う。
人目に映る白無地のシャツはアンダーシャツと変わりないが、そこにアルファベット1文字入っただけで、Tシャツが自らのアイデンティティを主張し、仲間どうしの協調感を演出し、連帯の徴となり、ユニフォームに変身したことを、感激をもって記憶している。
その後に、Tシャツにはメッセージを込めた象徴的なイラストやキーワード、あるいはスローガンが描かれ、それらオリジナリティは反骨の、反体制の象徴であることも知った。
ある意味での平和な雰囲気に包まれた今日のこと、オリジナルTシャツに求められるのは、オシャレ感覚や個性なのか…、隔世の感ありだが。
いずれにせよTシャツにはオリジナリティや時には反骨精神がよく似合う。