オリジナルTシャツの運命
学生時代、よく遊ぶ仲間がいた。地元の中学時代の友人を中心としたグループで、スポーツや飲み会、泊りがけの旅行などよく遊んだ。
あるとき、仲間内で何か同じものを作ろうということになった。
それぞれが大学でもサークルに属しており、ジャンパーなどを作ったりしていたこともあり、結局安くTシャツにすることになった。
デザインも得意なやつが担当し、出来上がりも概ね好評だった。
それでも最初は同じTシャツの集団が一緒に地元のファミレスに入るのすら恥ずかしかった。
友人たちとの思い出が詰まったTシャツだが、さすがに何度も着ているとよれてくる。
そのうち着なくなってきたが、どうしても捨てれらない。
枕カバーとして使ったりもした。
それも時間の経過と共に糸がほつれてくるようになった。
いつ捨ててしまったのか、今ではそれは記憶の中だけに残っている。